廿日市からこだわりの味を広げる|とんかつ太一

はつじょがいく!

廿日市市佐方にある、とんかつ太一さんにお邪魔しました。

店長の太田順子さんにお話をお聞きしました。

宮崎のきなこ豚に魅せられて

とんかつ太一さんの創業は2000年11月。

太田さんはもともと、とんかつがそんなに好きではなかったのだそうです。

洋食店をやっていたご主人が、きなこ豚を使ったとんかつ屋をやりたいと言った時も、「え~、とんかつ屋??」と思ったのだとか。

それが、宮崎に行き、きなこ豚のとんかつ専門店で初めてきなこ豚を食べた時、そのおいしさに「こんなとんかつ、食べたことない!」とびっくりされたのだそうです。

きなこ豚とは

「きなこ豚」は、宮崎県都城市にある「はざま牧場」で育てられている豚です。 宮崎のきれいな空気と清流によってすくすくと育てられています。 きなこ豚の由来ともなっている、大豆からできる栄養価の高い「きな粉」と、選びぬかれた品質のトウモロコシなどをブレンドしたエサによって元気いっぱいに育った豚は、植物性たんぱく質によって肉の甘みが増した脂が絶品と評判です。 栄養タップリのエサと自然環境が、健康でうまみたっぷり、まろやかな肉質の豚を育ててくれます。 どんなメニューでもおいしく食べられる、国内で上位に入る人気の豚として知られています。

(宮崎ご当地グルメNAVIより)

このおいしさをぜひ広島の人にも知ってもらいたいと、オープンに至りました。

農林水産大臣賞を受賞したきなこ豚。甘みがあって柔らかくて臭みがない、これを十分に楽しめるメニューとして、とんかつはもちろん、しゃぶしゃぶもとんかつ太一さんの看板メニューとなっています。

しゃぶしゃぶは、味の濃いたれにつけるのではなくて、鹿児島枕崎産のかつおで出汁をとった、香りのよいそばつゆで食べます。淡い味で食べると、豚の旨味がダイレクトに伝わってくるのだそうです。最後はそのおいしいつゆでおそばをいただきます。

ネット販売と他店舗出店で、廿日市からとんかつ太一の味を発信

とんかつ太一さんでは、ネット注文に限りデリバリーサービスを行っていらっしゃいます。

また、福屋五日市店の地下で月・火・木・金・土曜日、また本通りのひろしま夢ぷらざで月に1回、お弁当や肉巻きむすび、カツサンドといった商品を販売しています。

太田さんが店頭に立たれるため、直接お客様の声を聞きながら、売れ方を見ながら、新しい商品や構成を考えたりするそうです。

またご自身が外で食べたものをヒントに新商品を開発することも。

廿日市を出て、広くお客様にとんかつ太一の商品のおいしさを知っていただくことで、廿日市の店舗まで足を運んでくださる方もいらっしゃるそうです。

現在、空港や駅の売店に置ける商品を開発中で、今後は広島県外の方にもとんかつ太一の味を楽しんでいただけることになりそうです。

廿日市を盛り上げるためにとんかつ太一ができること

住宅地の中にあり、大学も近くということで、お客様の年齢層も幅広く地元の方に愛されるお店、とんかつ太一さん。

太田さんご自身も廿日市で育ち、学校に通われました。
地元廿日市への思いも人一倍です。

地元がもっと元気になるために、お店としてどんなことができるだろうと考え企画されたのが、なんとお店での婚活パーティー。

これまでに、廿日市の「まちゼミ」企画とお店独自のものと2回開催したそうです。

一度目はみんなでパーティーセットを囲んで、二度目はみんなで一緒にカツサンドを作るというイベント。

大変好評で、カップルも誕生したのだとか。

ここにこんなお店があってよかったねと地域の方に思っていただくこと、そして廿日市のためにとんかつ太一ができることをしていきたいと、人一倍特別な思いを持っていらっしゃいます。

自ら考案したメニューでお客様が喜んでくださっている様子を見ることができるのが本当に嬉しいんですとおっしゃる太田さん。

また働いてくれているスタッフの「ここで働いてよかった。」「勉強になりました。」という声を聞くのがとても幸せなのだそうです。

 

「わたし、世話焼きなので(笑)」とおっしゃる太田さんは、自分が食べておいしいのはもちろん、子供に食べさせたいもの、お客様に食べていただきたいものをメニューとして考えるのがとても楽しいのだそうです。

「これおいしいよ、これ食べてみんちゃい。」と近所のおばちゃんのような気持ちなのだとか。

ランチタイム、ディナータイムに限らず、どの時間帯でもおいしいとんかつのいただけるとんかつ太一さんです。

FMはつかいち放送分はこちら

東園 恵


とんかつ太一
住所/広島県廿日市市佐方3-14-3
電話/0829-34-3448
営業時間/11:00~22:00(ラストオーダー21:30)テイクアウトあり
http://www.t-taichi.com/
LINE@qhd2903b

Writing:Kawasaki Kyoko