本格的なお寿司とスイーツが味わえる|小次郎紀乃寿司

はつじょがゆく!

廿日市市宮園にある小次郎紀乃寿司の店主、上田義紀さんにお話を聞きました。

お寿司とスイーツが楽しめるお店

2019年7月23日にオープンした小次郎紀乃寿司。

西区にある人気店、小次郎寿司で20年修行を積んだ義紀さんと、廿日市市内のケーキ屋さんで10年修行した陽子さんの夫婦二人三脚で営むお店です。

お寿司のコースの最後に出てくるデザートは陽子さんの手作りです。
毎日10種類のケーキを準備しており、ケーキの持ち帰りもできます。
(※2020年2月現在、産休のためデザートメニューはお休みです)

陽子さんは世羅町出身。
地域では広島県唯一のブランド茶である「世羅茶」の再生活動が行われています。

世羅茶(冬場を過ぎて摘み取られた春番茶)を煮だしたミルクプリンの上にジュレがのったデザートも楽しめます。

誕生日などのお祝い用に、ホールケーキのオーダーもできます。

寿司の道へ進んだきっかけ

子どもの頃から料理が好きだった義紀さんは、高校卒業後、料理の専門学校に進学しました。

洋食志望だった義紀さんが影響を受けたのが、回転すし屋でアルバイトをしたときに見た本職さんの姿でした。

握った寿司をお客様の目の前に出す姿がかっこよく見え、お客様の反応がその場で見られるのがいいなと思い、寿司の道へ進むことを決意しました。

お腹いっぱいになるおすすめメニュー

お客様に人気があるのが、海鮮巻きと鯖箱寿司です。

海鮮巻きは、仕入れや季節にもよりますが、白身、まぐろ、とろ、いくら、サーモン、キュウリ、たまご、かんぴょう、おぼろなど、約10種類の具がぎっしりと入った食べ応えのある一品。

またコース料理として紀乃にぎりセット、紀乃ちらしセットがあります。

にぎりセットには、にぎり7貫に、土瓶蒸し、3品から選べる料理に、デザートがつきます。
(※2020年2月現在、デザートはお休みです)

これだけでお腹いっぱいになるようにと、にぎりは厚めのネタと大きめのしゃりになっています。

食べる時に上に乗った具が落ちないよう、あらかじめネタにポン酢やしょう油、塩など特製の味をつけます。

喉が渇かないよう、塩分を控えめにした優しい味付けです。

コースの中の本日の一品は季節によって変わりますが、冬の季節は、天ぷら、グラタン、海鮮豆腐サラダから選ぶことができます。

牡蠣や、世羅の松キノコを使った天ぷら、サーモンや牡蠣のグラタン、尾道の豆腐がのった海鮮サラダが楽しめます。

気軽に立ち寄ってもらえる店づくり

カウンター5席、テーブル10席の店内は、敷居の高さを感じさせない雰囲気です。

堅苦しくない、誰でも来店しやすいお店にしたいというのが義紀さんの思い。

行事ごとの会食はもちろん、サークルの集まりなど女性のお客様を中心に気軽にお寿司を楽しんでいただいています。

今は一人でお店を切り盛りしているため、お客様をなるべく待たせないよう、いっぱい詰め込むようなことはせず、またお寿司を出す時も、半分握ってそれを食べていただいている間に土瓶蒸しなどを提供し、残りの寿司を握るなど工夫をしています。

テーブルに置かれたかわいい爪楊枝入れは、義紀さんのお母さんが作ったものです。

自由に持って帰ることができるので、女性のお客様に大変喜ばれています。

お寿司とケーキの晴れの日セット

義紀さんが作るお寿司と陽子さんが作るケーキをセットにして、お祝いの席で楽しんでいただける「晴れの日セット」を今後展開していきたいというのが義紀さんの夢です。

友人や知り合いの多い地元廿日市で、たくさんの方に楽しんでもらえるお店にしていきたいと話してくださいました。

東園 恵

FMはつかいちで放送されました

小次郎紀乃寿司
住所/広島県廿日市市宮園9-2-11
電話/0829-52-1067
営業時間/11:30~15:00 18:00~21:00(L.O.20:30)
定休日/水曜、第三日曜、他不定休あり
https://www.instagram.com/kojiroukinozusi/

Writing:Kawasaki Kyoko