はつじょがゆく!
廿日市市桜尾本町にある、レディースファッションFansの貴田裕子さんと江川真代さんにお話を聞きました。
母娘で幅広い年齢層の女性をオシャレにコーディネート
母裕子さんと、娘の真代さんの母娘で営むセレクトショップ、Fans。
たくさんのファンのお客様が来てくださるようにとの思いを込めてお店の名前をつけました。
ファッションが好きで、アパレル会社でマネージャーをやっていた真代さんが、結婚、出産で帰ってくるのをきっかけに、裕子さんが昭和61年から経営していた店舗の名前を変えました。
「私は母と一緒にお店をやりたいと思っていたんですけど、母はそうではなかったみたいで…」と真代さん。
商売は大変、娘には苦労させたくないと最初は乗り気でなかった裕子さんですが、今では娘を頼りにし、ファッションに詳しい真代さんから教わることも多いといいます。
30代から80代と幅広い年齢層の女性を、30代の真代さん、もうすぐ還暦を迎える裕子さんの二人でコーディネートします。
あらゆる年齢層の方に対応できるような、裕子さん、真代さんがいいと思ったもの、あのお客さんに合うんじゃないかなと思ったものを仕入れています。
トータルコーディネートができるよう、服だけでなく、バックや靴、アクセサリーも置いています。
アクセサリーは真代さんが作ったものの他、アクセサリー作家さんの作品も多く取り揃えています。
忙しい女性の癒しとなるために
毎日忙しい女性のオアシスとなれるよう、お店に来て癒されて帰っていただくことを大切に考えています。
「服を買う、買わないは別にして、私や娘とおしゃべりしに来てもらいたいです。」と話す裕子さん。
小さな子どもを連れたお母さんにとって、服を試着して選ぶのは簡単なことではありません。
3人の子育て真っ最中の真代さんとおばあちゃんである裕子さんは、その大変さをよく理解しています。
「子どもさん連れでも大丈夫。私たちも子どもさんを見ますし、他のお客さんが一緒に見てくださることもあるんですよ。お母さんにはゆっくり服を選んでもらえたら。時々保育園みたいになることもあります。」
と笑いながら話す裕子さん。
子育て世代のお母さんも、その上の世代の方も一緒に一息つける時間をと、月に1回お店でのカフェを開催しています。
バリスタをやっている真代さんの友人が作るケーキとおいしいコーヒーのセットが300円で楽しめるとあって、毎回盛況でもう2年近くやっているものです。
お客様同士、いろいろな話で盛り上がるそうです。
おしゃれ魔女裕子のコーデチャレンジ
2020年1月より、Fansでは『おしゃれ魔女裕子のコーデチャレンジ』と題し、魔女裕子と子魔女真代の魔法で、60人の女性をコーディネートで変身させようという企画を行っています。
60歳を迎える裕子さんにちなんで、60人を目標に一人一人のファッションの悩みを解決します。
まず、どんなことに悩んでいるかをカウンセリングします。
いつも黒っぽい服装で、背が高いためパンツスタイルばかり、なで肩が気になるという女性には、かなり長めのワンピースの上に、なで肩を隠す大きめの襟で、普段は選ばないような明るい色合いのコートをチョイス。
日頃その方が着ない色やデザインのものを選んであげることも、違う自分を見つけてもらうきっかけになります。
変身前、変身後の写真は、Fansのブログやインスタグラムに掲載されています。
https://ameblo.jp/hassakupuramu/
https://www.instagram.com/fansyuko
60人のファッションコーデチャレンジが成功したら、感謝祭のファッションショーを開催し、チャレンジしてくださった方に出演していただこうと考えています。
「廿日市をおしゃれな女性でいっぱいにして、おしゃれで廿日市を盛り上げていきたいです。」と話してくださいました。
東園 恵
レディースファッションFans
住所/広島県廿日市市桜尾本町9-24
電話/0829-31-0474
営業時間/10:30~19:00
定休日/日曜日
https://fans-fuku.com/
Writing:Kawasaki Kyoko