はつじょがいく!
廿日市市上平良にある、かえる整骨院にお邪魔しました。
古民家を利用した院内は、ホッとリラックスできる温かい雰囲気です。
院長の上野克也さんにお話をうかがいました。
身体をかえると未来がかわる!
上野さんは小さい頃から野球をされていて、現在もブラックオーシャンズというチームを立ち上げ、監督、選手、トレーナーを務めていらっしゃいます。
高校時代に腰を痛めて接骨院に通い、治ったのをきっかけに、このお仕事に魅力を感じるようになったのだとか。
高校を卒業後、専門の勉強をし、約6年他の接骨院に勤務。
そのかたわら出張整体も行い、年間900件の整体をこなしてきました。
2016年4月に地元廿日市でかえる整骨院を開業。
「身体をかえると未来がかわる!」がコンセプトであったため、覚えてもらいやすいように「かえる整骨院」にしたのだそうです。
院内のあちらこちらに患者さんからのプレゼントのかえるの置物や小物が。
地域の小学生に「かえる先生」と呼ばれる上野さんです。
東洋医学を中心とした施術とアドバイス
かえる整骨院には小学生からおじいちゃん、おばあちゃんまで幅広い年齢層の方が来院されます。
スポーツで痛めた、頭痛、産後の骨盤矯正、腱鞘炎、歩行が難しい、生理痛…など、患者さんの悩みは様々です。
上野さんの施術は、揉まれるだけ、ストレッチだけの施術ではなく、東洋医学をメインにした内臓のツボを使った治療です。
痛い部分が痛みの原因であるというより、違うところが原因で痛みが発生することも多々あるそうです。
そして痛みや不調を取り除くだけではなく、
捻挫する子は夜寝るのが遅い
よくかんで食べないと肉離れをおこしやすい
骨折しやすい子は牛乳をよく飲んでいる
など東洋医学の知識をからめて痛みやケガの原因をつきとめ、食事改善、生活改善のアドバイス、ストレッチの指導などを行います。
ご本人が気づかないところで、日常生活の中でついつい負担をかけてしまっている部分もあるため、そこを見極めアドバイスをされています。痛みの予防にもつながるそうです。
また、痛みやケガだけでなく、大会前のメンテナンスなどで利用されるスポーツ選手の方もいらっしゃるそうです。
丁寧な説明と、患者さんそれぞれに合わせた施術が好評で、紹介で来られる方の多い整骨院です。
人気の出張整体
上野さんは院内での施術にとどまらず、出張という形で、運べるベッドを持ちこんで整体を行っていらっしゃいます。
これは開業前からやっていたもので、外出が難しかったり、整骨院まで出向く時間のない方に好評なのだそうです。
会社の福利厚生の一環として整体を取り入れている会社もあり、会社に出向いて社員さん向けの施術を行ったり、近隣のホテルに宿泊されている方向けに、また動けない高齢の方のご自宅へと訪問先も様々です。
廿日市のおじいちゃん、おばあちゃんがいつまでも健康でいられるように
医療の現場に携わっていると、身体に不調を感じている方、痛みを持つ方が多いと感じられるそうです。
健康は当たり前ではなくて作っていくもの。
廿日市に住む人たちができるだけ長く健康でいられるよう、廿日市の健康づくりの役にたちたいとおっしゃる上野さんは、この夏、運動特化型、リハビリ特化型のデイサービスを開業する予定です。
おじいちゃん、おばあちゃんたちがいつまでもやりがいや生きがいを持って元気で過ごすために、運動を取り入れ、しっかり筋肉を貯金して健康の土台を作れるようにと考えていらっしゃいます。
外国人向け整体サービス
ハワイならロミロミ、タイならタイ式マッサージというようにその土地のマッサージのスタイルがあります。
廿日市も宮島や近隣への観光客が増えてきており、廿日市を訪れた外国人観光客の方にも整体を体験してもらいたいとその準備も始められています。
旅行中の体の不調にも対応できる、駆け込み寺のようなそんなサービスもやっていきたいそうです。
廿日市から世界で活躍するスポーツ選手を
廿日市から世界の舞台で活躍するスポーツ選手が生まれることが上野さんの夢です。
廿日市のパブリックビューイングで選手を応援している場面が中継で全世界に放送される、そんなシーンを思い描いていらっしゃいます。
選手の健康作り、体作りを小さいころから支えることができたらと話してくださいました。
生まれ育った廿日市をもっと盛り上げていきたい、おじいちゃんおばあちゃんから子どもたちまで、みんなが生きがいを持って楽しめる街になるように自分ができることはどんどんやっていきたい、優しい笑顔と話し方の中に上野さんの強い思いを感じました。
東園 恵
かえる整骨院
住所/広島県廿日市市上平良122-3
電話/0829-38-1888
営業時間/8時30分から12時、14時30分から19時
定休日/日曜、祝日
http://leap-power.net/
https://ameblo.jp/kaeruseikotsuin/
Writing:Kawasaki Kyoko