旬と素材と丁寧な仕事にこだわる|串焼すみのや桜

はつじょがゆく!

廿日市市廿日市駅前にある串焼すみのや桜の店長、船背公太さんにお話を聞きました。

旬にこだわり、ひと串ひと串に思いを込める

2004年創業の串焼きすみのや桜。
店名は廿日市市の木として親しまれている桜からつけました。

備長炭で焼いた焼き鳥はもちろん、旬の素材を使った串ものや一品料理が楽しめるお店。
ひと串ひと串に思いを込めて丁寧な仕事をすること、国産の食材・旬の食材を使うことにこだわっています。

広島市内のお店で修行を重ね、修行先で学んだ本格的な串焼きをより多くの人に味わってほしいと思い、自身のお店をオープンした船背さん。
思い返すと、小学校の卒業文集に「料理人になりたい」と書いていたと言います。

「昔から母の手伝いをしたり、料理が好きでしたね。いつかは自分のお店が持ちたいと思っていたのが叶いました。」

少し明るさを落とした照明が、落ち着いた大人の時間を演出します。
広い店内には掘りごたつ式の座敷とカウンター席があり、カウンター中央には串を焼いている様子が見えるようになっています。

おすすめメニュー

メニューの中心はもちろん串もの。
串焼き・炭火焼との相性が良い長州鶏を使用しています。
中でも大葉が入っていて、風味もよくたれとの相性もばっちりなつくねがおすすめです。

また鳥取の網代港から直送してもらっている、幻のエビと言われる猛者エビは広島ではなかなか食べられない一品です。
10㎝くらいの小さなエビで殻が薄く、そのまま食べることができます。
殻は香ばしく、身は甘えびより甘く、これを目当てに来店される方も多いと言います。
船背さんが鳥取県の出身で、漁師をしている友達から直送してもらっているため、新鮮で珍しい猛者エビを廿日市で楽しむことができます。

串焼きの他におすすめの一品料理が、「こんがりチーズとツナマヨコーンのアボガド焼き」。
アボガドにツナマヨコーン、チーズを添えて炭火で焼き、さらに粉チーズをかけた女性に人気のメニューです。

また、レタスの半分をどんと炭火の上で焼いた、「炭火焼レタスのシーザー温サラダ」は寒い季節にぴったりです。

常時20種類おかれたお酒も楽しむことができます。

独創的なメニューは船背さんと厨房のスタッフが一緒に考案しています。
新しいメニューとしてやってみたいことがたくさんあり、意外な組み合わせを想像してはトライしてみるそうです。
「これまで何個ボツにしたことか。」と笑う船背さん。
メニューを考えるのがとても楽しいと言います。

20周年に向けて

創業15年目を迎え、今後は次の20周年へ向けて廿日市に来る外国人に来店してもらえるメニューや店づくりをしていきたいと考えています。
外国人にも炭火焼きは好評で、外国人向けのセットメニューを開発し、英語表記のメニューを作成しています。

鳥取の、海も山も近くにある町で育ち、あまりごみごみとしたところが得意でない船背さんは、26歳の時から住んでいる廿日市をとても住みやすい街だと感じています。
「食で少しでも廿日市に貢献できたら嬉しいです。」
丁寧な仕事、旬にこだわり、次のステージである20周年を目指します。

東園 恵

FMはつかいちで放送されました

串焼すみのや桜
住所/広島県廿日市市駅前5-6
電話/0829-32-2581
営業時間/17:30~23:00まで(ラストオーダー22:30)
定休日/日曜日。月曜日が祝日の場合は日曜営業、月曜休み
https://ya16400.gorp.jp/

Writing:Kawasaki Kyoko