仲間と一緒に食の大切さを伝える|ビオマルシェの宅配 株式会社B・Y・C

はつじょがゆく!

廿日市市地御前にある、ビオマルシェの宅配(株)BYCの専務取締役、里重るりさんにお話を聞きました。

有機野菜、オーガニック食品の定期宅配サービス

(株)BYCでは、有機野菜やオーガニック食品を中心に、週に1回自宅までお届けする会員制の定期宅配サービスを行っています。

北は北海道、南は沖縄まで、オーガニック、有機栽培で作っている生産者から専用のルートを通して入荷してきます。

もともと五日市を中心に、里重さんのご主人が有機栽培の野菜や食品を移動販売していました。

一人で回るとお届け先に限りが出てくるため、広範囲のお客様にお届けしたいという思いで1996年10月、(株)BYCを立ち上げました。

現在、大竹市、岩国市、福山市、呉市、広島市、廿日市市と広い範囲でお届けしています。

食材に関心を持つ人の増加を実感

「前職のときに働きすぎで倒れてしまって。そのとき食べてたのがファストフードだったんですよ。やっぱり食って大事だなと、食事を見直したっていうのが有機野菜、オーガニック食品を始めたきっかけですね。」と話す里重さん。

最初の頃は、アトピーがひどい、持病がある、高齢であるといった理由で宅配サービスを始める方が多かったそうですが、最近は食材を見直したほうがいいのではないかと考える人が増え、ごく一般的な方に声をかけていただくようになったと言います。

「ニンジンやピーマンなどえぐみのある野菜でも、こちらのオーガニックの野菜なら食べられるんです。」という嬉しい声もいただくそうです。

食べる人よし、作る人よし、地球にハッピーなオーガニックを大切な人に伝えたい

「オーガニックって、食べる人が健康で幸せであるというのがまず一歩なんですけど、それによって生産者の人が支えられているんですね。買ってくれる人がいないといいものを作り続けることができない。そしていらない化学物質を使わない野菜づくりで、生態系が守られます。食べる人よし、作る人よし、地球にハッピーっていうのがオーガニックだと思うので、それを大切な人たちに伝えていきたいと考えています。」

2019年11月にはオーガニックを知る、食べる、感じるをテーマに『オーガニックフェス2019』を開催しました。

オーガニックの生産者や有機食材を使った商品を作っているメーカーさんがブースを出し、来場いただいた方に試食や試飲をしてもらいながらオーガニックの素晴らしさを感じていただくイベントです。

ティーンズコーラスの合唱や、島根県やさか共同農場さんの有機栽培のもち米を使ったもちつき大会、インテリアコーディネーターの方によるミニセミナー、ギター弾き語りライブ、お楽しみ抽選会と趣向を凝らした楽しいイベントに多くの方が参加してくださいました。

サポーターと一緒に広げる活動

2019年4月から『オーガニックサポーター制度』を始めました。

食に関心を持つ登録サポーターさんが、オーガニックに関するイベントを里重さんと共に盛り上げます。

オーガニックフェス2019や、定期的に開催している食のお話会、味噌づくりや梅干しづくり、ぬか漬けづくりなどの料理教室を通じて、オーガニックの良さをチームで伝えていきます。

今後は日本を訪れる外国人観光客にも、発酵食品などの日本の食について知ってもらうイベントを、仲間と一緒に展開していきたいと考えています。

「私や会社のスタッフだけでなく、サポーターさんが一緒に応援してくださりながら、オーガニックについて広げていけるのが本当に心強いです。これからが楽しみです。」と話してくださいました。

東園 恵

FMはつかいちで放送されました

ビオマルシェの宅配 株式会社B.Y.C
住所/広島県廿日市市地御前1-27-14
電話/0120-831-142
営業時間/月曜~金曜 9:00~18:00
https://biomarche.jp/

Writing:Kawasaki Kyoko